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普段「人と接することに自信がある」なら
さまざまな業界で応用がきく

これまでの仕事で磨いてきた「対人スキル」や「コミュニケーション力」を応用できるようになれば、新しい可能性を発見できるはず。

どんな職種でも「コミュニケーション力」がある人を求めています

はたからは、専門知識や技術で成果が決まると思われている職種(業界)でも、実は「コミュニケーション力」が重視されています。
ただし「おしゃべりが上手=コミュニケーション力が高い」ことはありません。どんな状況なのか、相手はどんな人なのかによって、ふさわしいコミュニケーションの取り方が変わってきます。一例として、法律専門職の方にお話をうかがいました。

自分が話すよりも「聴く」ことの方が大事

法律を扱う事務所に相談に来る方たちは、離婚や相続のトラブルを抱えていたり、悪質商法に騙されたりして、人間不信になっている方も多いのです。そんな中で、勇気を振り絞って悩みを打ち明けに来る方に、専門知識や理屈を一方的に押し付けるのはよくないこと。まず、じっくりと相手の話を「聴いて、共感する」ことが大切なのです。
それで「この人はわかってくれる」という安心感を以てもらうことから、信頼関係を築くことが始まります。だから、資格はもちろん必要ですが、それ以上にコミュニケーション力や人間性が問われる仕事になります。
さらに、相談者(顧客)との対話の中で、問題解決のために必要な情報を聞き漏らさず、さらに深く掘り下げることも必要です。この点からも「聴く」力は欠かせません。

お話してくださった方
エクステージ総合法務事務所 代表行政書士 水口結貴さん

求人に応募してくる人は、年間約3000人以上。自ら採用面接も行っている。